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2023/02/07 斎藤 彰
米議会を中心に対中強硬論が盛り上がる中、中国との経済・貿易を手控える「デカップリング」論を非現実的だとする指摘が、米国有識者の間で出始めている。
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2023/01/19 斎藤 彰
年明け早々の米下院で共和党が、議長選出をめぐる党内不一致のため何度も投票を繰り返す百年ぶりともいわれる醜態を演じたことなどから、挙党体制づくりを疑問視する声も出始めている。一方、バイデン政権にも予期せぬ不安材料が……。
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2023/01/10 斎藤 彰
「対中国抑止」に照準を当てた米議会主導の軍事予算配分が加速してきた。そのペースは政府の要請規模をも上回り、バイデン政権としても、インド太平洋における具体的な米軍プレゼンス強化措置などについて、追認せざるを得ない状況となりつつある。
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2023/01/02 斎藤 彰
忍び寄る「孤立主義」との戦い――。バイデン米政権にとって2023年の最大課題は、「米国第一主義」の国内ムードをいかに克服し、専制主義の中国、ロシア相手にどこまで自由主義陣営の結束を固められるかにかかっている。
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2022/12/19 斎藤 彰
破天荒なトランピズムに翻弄されてきた米共和党が、中間選挙以後、ようやく本来の正統保守政党に立ち帰る動きを見せ始めている。果たして、かつてのレーガン政権当時のようなまともな安定政党へと脱皮できるかどうか――。
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2022/12/08 斎藤 彰
先の米中間選挙結果を踏まえ、共和党大口献金者たちの間で、「トランプ時代は終わった」と24年大統領選に再出馬したトランプ氏への支持を相次いで取りやめる動きが出始めている。前回選挙以上に苦戦は避けられそうもない。
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2022/11/18 斎藤 彰
米中間選挙は、共和党がかろうじて下院で多数を制したものの、「トランプ時代」の終焉を予告する指摘が相次いでいる。トランプ前大統領は2年後の大統領選出馬を表明したが、最新の政治状況は、初当選を果たした2016年当時と大きく変質している。
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2022/11/10 斎藤 彰
米共和党は8日の中間選挙のうち、少なくとも下院で多数を制することがほぼ確実となった。この結果、対外政策面では、ウクライナ支援への影響が懸念される一方、中国に対しては、民主党以上に強硬姿勢に転じるとの見方が広がってきている。
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2022/10/18 斎藤 彰
「ロシアが核使用すれば、アルマゲドン(人類破滅)を招く」――。バイデン大統領が、プーチン露大統領による対ウクライナ核威嚇に関連して漏らした一言は、またたくまに世界を駆け巡り、米国内でも大きな波紋を広げている。
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2022/10/06 斎藤 彰
投票日まで1カ月と迫った米中間選挙――。共和党が勝利した場合、トランプ主導の「米国第一主義」が復活し、対ウクライナ軍事・経済援助の縮小などにより、戦況悪化を懸念する声が民主党政権下で広がり始めた。
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2022/09/19 斎藤 彰
トランプ前大統領が引き起こした一連の破天荒な行動について、米国の専門家や有力メディアの間で「起訴すべき」との核心に迫る主張や見解が広がり始めた。慎重に捜査を進めてきた司法省は、厳しい最終決断を迫られつつある。
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2022/09/08 斎藤 彰
プーチン大統領の手痛い誤算として、情報機関による終始楽観的な戦況見通しがあったことが、米ワシントン・ポスト紙による調査報道で明らかにされた。侵攻の動きを事前察知し、世界に向けて警告していた米側インテリジェンスとの質的差も浮彫りにされた。
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2022/08/19 斎藤 彰
投票まで3カ月を切った注目の米中間選挙は、物価高騰など経済問題のほかに、銃砲規制、女性の人工妊娠中絶権、信教の自由などをめぐる、与野党間の激しい「カルチャーウォー」(文化戦争)に発展してきた。
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2022/08/10 斎藤 彰
トランプ前米大統領が、2024年大統領選出馬への意欲をちらつかせ始めるにつれて、これを熱烈支持する保守過激派と、〝トランピズム〟と決別し、本来の共和党路線に立ち返るべきだとするグループとの間で対立が露呈し始めた。
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2022/08/04 斎藤 彰
ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問は、バイデン政権にとって最悪のタイミングとなった。反発する中国がロシアへの接近を加速、その結果として、ウクライナ戦局が悪化するとの見方も出始めている。
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2022/07/17 斎藤 彰
11月に迫った注目の米中間選挙で、大方の予想に反し、民主、共和両党が「互角」になりつつあるとの最新世論調査結果が発表され、大きな関心を集めている。果たしてその背景に、何があるのか――。
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2022/07/12 斎藤 彰
米議会史上最悪となった右派過激集団による議事堂乱入・占拠事件。その後の真相究明でトランプ前大統領の直接関与が明確となる一方、司法面では、保守派判事が絶対多数を占める連邦最高裁が、多方面で民主主義〝侵食〟の動きを見せている。
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2022/07/07 斎藤 彰
選挙制度、市民権、三権分立……。トランプ前政権以来、米民主主義が根幹から大きく揺らぎ始めている。その背景にあるのが、保守層とリベラル派の深刻な対立だ。「南北戦争の再現」を危惧する声まで出始めている。
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2022/06/20 斎藤 彰
対ウクライナ政策、日韓歴訪など積極外交の目立つ米バイデン政権。それとは対照的に、消極的な野党共和党の対外スタンスに関心が集まっている。背景に、党内保守派の間でいぜん影響力を保持するトランプ前大統領の存在が見え隠れする。
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2022/06/08 斎藤 彰
バイデン大統領は最近、各地で銃乱射・死亡事件が相次いだことに業を煮やし、去る2日、直接国民向けの演説で、本格的な銃規制の必要性を訴えた。だが、保守派で固めた連邦最高裁が近く、これに逆行するかのような規制を撤廃する構えを見せている。
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